記事表示
0 星降るレストラン〜ちょっといい話4〜
それから一年、今年もまた去年と同じクリスマスがやってきた。今年もクリスマスソングが流れ、街は閑散としていた。そんな日の夕方、いつもの老夫婦の婦人だけが現れて、いつものステーキを二人前注文し、テーブルについた。なぜか元気が無く、いつまでたってもご主人は現れず、老夫婦の婦人だけだったので、「二名分お出ししていいですか?」と聞くと、ウエイトレスの若い子にどうぞと言われたので、後で、ご主人が見えるだろうと思った。ステーキが出来上がると、ご婦人は一人でゆっくり時間をかけて食事をされ、食べ終わると「主人は来ませんので、主人の分は持ち帰りにして下さい」と涙顔で目を真っ赤にして言われた。
つづく・・・ <ちょい悪おじさん>
.