ポチ公前広場

ここらで一息、どんぶり商店街の休憩所

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星降るレストラン〜ちょっといい話〜最終話

マスターが、「どうかされましたか?」と尋ねると、ご婦人は「主人は一ヶ月前に亡くなりましたが、亡くなる前に、ここにお前とまた行きたい、美味しかった」と言われていたそうです。

一人前の主人の分は、仏壇にあげて、主人と一緒にまた頂きます、といわれそして主人からも、私からも楽しい思い出を作って頂いてありがとうございました、と言われ帰っていかれた。

それからそのご婦人は二度と見かけることはありませんでしたが、マスターの心の中でいつまでも老夫婦は生き続けました。それから半年後このレストランは建物の老朽化によって、大家さんからわずかの立ち退き料をもらい、ひっそりと街角から灯かりが消えました。でもマスターは思いました。

近頃飲食店を星の数や流行で評価しているようですが、どんな一流レストランやホテルより星の数は多かったと思う。なぜなら天国であのおじいさんから夜空いっぱいの星を頂いたから。どうか、おばあさん残りの人生精一杯おじいさんの分まで生きてください。

そしてマスターも夜空に誓ったのです。残りの人生を精一杯生きて、星のように輝いていようと・・・

星降るレストラン〜ちょっといい話〜    the END                  <ちょい悪おじさん>


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